「きさら」はアイヌ語で「耳」「耳を傾ける」という意味があります。型通りの施術ではなく、お一人お一人の状態を聴き分けたオーダーメイドの施術を。そんな想いを込めてこのサロンを「きさら」と名付けました。
そこに痛みがあることに気づくこと。その気づきが、あらゆる痛みや病気、悩み、すべての癒しの土台になると考えます。
なぜでしょうか? すべての痛みが、体が治ろうとする力、言葉を換えれば自然治癒力の現れだからです。殺菌するために、体が熱を出す。毒素を排出するために下痢をする。安静を要するために痛みが出る…理由は様々ですが、そのことに例外はありません。
例えば肩こり。その本当の原因は他にあることが多々あります。原因となる痛みの箇所を探し出して、その黒幕エリアの痛みに「気」を注入すると、自然治癒力が加速され、瞬時に痛みが消えていきます。
施術の直後あるいは何日かは調子が良かったけれど、しばらくしたら元に戻った。だから、また整体院に通う。それでは意味がないと想うのです。
理想は1回で、もしくは数回の内に完全にトラブルを解消して、当分はサロンに来なくてもいい状態に。施術に何回かの段階を踏む必要がある場合もあるでしょうが、これが「きさら」の理想です。
腰痛や肩こりなどに、ついつい愚痴を言ってしまいがちですが、痛みや不調を表現してくれている体に「ご苦労様!ありがとう!」と声をかけてあげてください。
「きさら」の原点は、ここにあります。そしてこの感謝が感動につながり、大きな笑顔につながっていく。一人のセラピストとしてお客様とそんな瞬間をたくさんたくさん共有できることを心から願っています